パチンコ、パチスロ 経営、開業塾 - パチンコ業界について
~パチンコ業界にはダーティーなイメージがあるためか、その経営戦略が賞賛を浴びることはあまりありません。バブル崩壊後は市場が縮小傾向にあるものの、全国にあるパチンコ店は約1万7千店、パチンコ台やパチスロ機を合わせた遊技台数は約470万台、愛好者人口は2400万人、年間売上規模は22兆8000億円と国内最大級のレジャー産業になっています。
パチンコ業界は自動車業界の年間市場規模、約15兆円を上回るほどの巨大市場を持っており、しかし行政にしても金融機関にしてもパチンコ店経営には決して優しくはありません。パチンコ店は風営法の規制業種に該当し、出店地や営業時間が都道府県条例によって細かく制限されています。
また、大型店となれば30億円の資金が必要と言われる新規出店費用に関しても、銀行が積極的に融資することはほとんどありません。それ故にパチンコ店の多くは、立地分析から資金繰りまでの深い運営ノウハウを他人に頼ることなく独自に身につけています。
パチンコ店の立地条件について
~各都道府県の条例によって、パチンコ店の営業は病院、学校、住宅集合地付近では許可されていません。それでも好立地でなければ商売が成り立たないことから、優良な不動産物件に対する彼等のアンテナは非常に高くなっています。 優良物件に対しては当然ながら商圏調査、交通量調査、競合店調査などを徹底的におこないます。立地調査のためにヘリコプターを飛ばすことも、この業界では珍しいことではありません。
特に最近では他店との競合が激しいため、競合店調査は非常に重要視されています。パチンコ店では半径5km以内が商圏の目安となりますが、その中に住む人口を全パチンコ店の遊技台数で割った数値「遊技台一人あたり人口」が30人前後にあるのが全国平均値となります。この数値が20人を割り込むエリアはかなりの競合地区となるため、明確な差別化や優位性が打ち出せない場合は、新規出店しても成功するのは非常に難しいと言われています。
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